将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

日本将棋連盟棋士 遠山雄亮のオフィシャルブログ

対局結果

佐藤(慎)五段戦

後手でこちらだけ高美濃囲いの変則的な矢倉戦に。 駒がぶつかってから一気に激しくなり迎えた図。 後手△が私です。リードを奪うチャンスとみて1時間の長考に沈んで△8六歩と指しました。 以下▲8六同歩△8八歩▲2四銀と攻め合いに。これでも形勢はやや有利…

青嶋五段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。 作戦負けから苦しい戦いになりましたが、際どい終盤戦に持ち込みました。 迎えた図。先手▲が私です。 ▲2四歩から迫って攻防共に複雑な状況です。この将棋を勝つにはここしかないとみて、残り時間の大半をここ数手につぎこ…

八代五段戦

振り駒で後手になり、矢倉模様の出だしに急戦を仕掛けていきました。 仕掛け周辺でペースを握り、チャンスとみて長考したのが図。後手△が私です。 △4七銀成で飛車は成り込めますが、▲6八飛△5九飛成▲6五飛で次の攻めが案外とみました。 そこで△4九角▲6…

田中(悠)五段戦

先手でゴキゲン中飛車に超速で対抗する格好に。 流行の形になり、前例を外れたところから非常に難しい将棋でした。 リードして迎えた図。先手▲が私です。後手が攻防に△2六角と打ってきたところ。 ここで味良しとひょっこり▲2五桂と逃げたのがリードを失う…

佐々木(勇)五段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。この対局の前日に行われてモバイル中継もあった、王将リーグの▲羽生善治三冠-△糸谷哲郎八段戦と同じ形の将棋でした。 非常に難解な中盤戦。やや攻めすぎたようですが、難解なまま迎えた図。 後手△が私です。 実戦は△5二金…

高野(智)四段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。この戦型特有の前例の無い暗闇を歩くような展開で、難解な将棋でした。先手▲が私です。 中盤の入り口。迷いましたが、▲2三歩成△同銀▲同飛成△同金▲3一飛と、思い切って踏み込みました。成否は微妙でしたが、一局を通じて積…

八代五段戦

先手で横歩取りへ。将棋世界11月号の自戦記で紹介した梶浦四段戦と似た格好でした。 仕掛けられたところで対応を誤り、受け一方の展開に。そのまま攻め倒されました。 今日は朝から将棋会館へ行き、夜まで目一杯となりそうです。 昨日の話題は対局後に知りま…

佐々木(勇)五段戦

苦しい将棋を逆転しましたが、最後に誤って負けました。 夜に大きなニュースが飛び込んできて、大変驚いています。寝耳に水でした。 今は状況を見守りたいと思います。 それではまた

高見五段戦

後手で急戦矢倉に。 ずっと温めていた新構想が出せました。すぐに研究は外れたものの、事前準備の成果が出せて手応えのある戦いに。 しかし急所で2回の判断ミスは痛恨で、最後は相手のいい踏み込みに押し切られてしまいました。 残念な敗戦。心も体も問題な…

村山七段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。村山七段とは奨励会時代含め相当数の対局をしましたが、相居飛車は初めてだと思います。 急戦からペースをつかんで優勢で迎えた図。先手▲が私です。 飛車をどこに打つべきでしょうか。 実戦は▲8二飛と打ちました。これが「…

三枚堂四段戦

振り駒で先手に。これで5局連続振り駒で先手を引きました。それまでずっと後手が多かったのですが、かたよるものですね。 横歩取りから早々に激しい将棋に。 相手の研究手にうまく対応して優勢を築くも、攻守でミスがあって際どい勝負に。迎えた図。先手▲が…

宮田(利)八段戦

振り駒で先手になり、居飛車穴熊で振り飛車に対抗する形に。 強引な攻めを振りほどいて制勝。ただ全体的に踏み込みが悪く、反省点の多い将棋でした。 対局前日の夜、寝ているところに自宅の警報が鳴って叩き起こされました。 幸い誤報でしたが、30分以上鳴っ…

小林(健)九段戦

後手で相掛かりに。 最近のプロ公式戦でテーマとなっている、飛車先歩交換の是非を問う将棋になりました。 私のほうが飛車先の歩を交換しなかったため先手が▲7七角と受けて、その角頭を狙うという展開に。 △7五歩から仕掛けて迎えた図。後手△が私で、昼食…

佐藤(秀)七段戦

振り駒で先手になり、角換わりへ。 仕掛け周辺でやや攻め急いでしまい、ずっと自信のない将棋でした。 ねじり合いが続いて迎えた図。先手▲が私です。 △8六歩に▲2六歩と打ったところ。同じ玉頭攻めでもずいぶんと歩の位置が違いますが、それでも遊んでいる…

泉八段戦、梶浦四段戦

結果から書くと、2局とも振り駒で先手になり、横歩取りの戦いを制しました。 午前中の泉八段戦は横歩取り△8四飛5二玉型から前例の少ない将棋に。 図の局面で思いきった攻めを敢行しました。先手▲が私です。 ▲7三角成△同銀▲8一飛成が思いきった攻め。普…

梶浦四段戦、船江五段戦

午前中は梶浦四段戦。振り駒で後手になり、相掛かりへ。YAMADA杯では前局も相掛かりでした。 序盤での攻勢を凌いでからは、手厚い玉形を頼りにいい指し回しが出来ました。 最後は緩手を指して追い込まれるも勝ち。これでベスト8に。 午後、準々決勝は船江五…

桐山九段戦

帰京しました。先手で横歩取りに。 桐山九段の猛攻を受け止める展開になりました。 なんとか食い止めて迎えた図。▲5四銀が狙いの一着で手応えを感じました。 先手▲が私です。 歩頭の銀でギョッとしますが、角の利きがあるので取られません。 狙いは▲6五桂…

増田(康)四段戦

振り駒で後手になり、公式戦で初めて相掛かりへ。 横歩取りの派生で相掛かりに進んだことはありましたが、純粋な相掛かりは初。新棋戦ということで新しいことにチャレンジしました。 紆余曲折あり、相手の右玉にこちらの菊水矢倉という対抗形に。 玉の堅さで…

中村(修)九段戦

振り駒で後手になり、矢倉の急戦と持久戦の間のような戦型に。 後手番ながら主導権を握ってまずまずでしたが、攻め方を誤りました。 失敗して迎えた図。後手△が私です。激しい攻め合いの局面です。 ここは先手の手が広く、自信ないながら難しいと読んでいま…

中田(功)七段戦

後手△で中田流の三間飛車に居飛車穴熊で対抗しました。 難解な戦いが続き、ようやくリードを築いたのが図。 後手△が私です。▲2五銀は全く読んでいない手で動揺しました。 ここで残り1時間から半分を割いて好手順を発見しました。 それが△5八歩成▲同歩△5…

中尾五段戦、千田五段戦

結果から書くと勝ち→負け、でした。 午前中は中尾五段と。急戦矢倉に。 仕掛けで強引に主張を通してからは攻めがうるさかったようです。全体的にうまく指せた将棋でした。 午後は千田五段と。力戦の相居飛車に。 模様が良さそうでしたが、攻めに使うべき金を…

八代五段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。先手ではよく指すようになりましたが、後手で指すのは初めてでした。 終始うまく指せて快調に進めるも、落手があって際どい終盤戦に。下図で1分将棋になるまで考えて指した手が勝着になりました。 後手△が私です。▲2四銀…

NHK杯予選(2月対局分)

年度末ということで、2月に行われたNHK予選を振り返ります。 第66回NHK杯戦 <予 選> 残念ながら予選決勝で敗退となりました。 1回戦は中村(亮)五段と。いきなり対戦成績の良くない強敵との対戦でしたが、対石田流の急戦で猛攻を耐えてからの反撃が…

高橋九段戦

振り駒で後手になり、矢倉を志向しました。 矢倉の大家に向かっていくのは勇気が要りましたが、本当の意味で教わる気持ちで2手目に△8四歩と突きました。 変則的な序盤になり、やや受け身の展開に。 それでも難しい形勢でしたが、図で誤りました。 後手△が…

中座七段戦

先手▲で力戦形に。良い手もミスもありつつ、際どい終盤戦が長く続きました。 図は最後の場面。先手▲が私です。 先手玉はほぼ受けがなく、詰みがあるかどうか、という場面。 ここから▲5二銀成△同玉▲5三銀△同玉▲2六角と迫るも、双方の持ち駒の関係でわずか…

中座七段戦

振り駒で先手になり、横歩取りへ。本家の△8五飛戦法、ではなく、流行の△8四飛型に進みました。 長い中盤戦を経て、負け気味の終盤戦へ。しかしよく粘って混戦模様になりました。 迎えた図。先手▲が私です。△3四角とタダ捨てを放ってきたところです。 秒読…

阿部(光)六段戦

後手で横歩取りを目指したところ、思わぬ形で大乱戦になりました。 迎えた図は昼食休憩の局面ながらもはや終盤戦です。 後手△が私。次に▲9八銀で竜を詰ますのが相手の狙い。△8六桂が普通ですが、▲8七銀△7八桂成▲同銀引でやはり竜を詰まされて失敗です。 …

神谷八段戦

振り駒で後手になり、横歩取りへ。 前例の少ない展開から、力強い一着を指されたところ。 後手△が私です。 この▲6六金には驚きました。金の力で抑えこもうという狙いです。 実戦ではこの辺りで長考を繰り返すも、方針を間違えました。 感想戦、その後も棋士…

門倉四段戦

先手で藤井システムを迎え撃つ格好に。 見たことのない作戦を用いて、まずまずの成果をあげました。 しかしミスが出て難解な終盤戦に。迎えた図。先手▲が私です。△9八歩と飛取りを無視して攻めてきたところ。 ▲3四歩には△9七銀と打たれて負け。そこで▲6…

瀬川五段戦

後手で横歩取りへ。非常に激しい戦いとなりました。 後手△が私です。 飛を切って△5五角打としたところ。 ここから▲8三歩△8八角成▲同金△同角成▲8二歩成と殴り合いになりました。 研究で見えてなかった手が気になり予定を変更したら、その手が敗着になって…