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遠山雄亮のファニースペース

日本将棋連盟棋士。五段。日本将棋連盟モバイル編集長兼プロデューサー。2015年2月にhttp://chama258.seesaa.net/より引っ越しました。

八代五段戦

振り駒で後手になり、矢倉模様の出だしに急戦を仕掛けていきました。

仕掛け周辺でペースを握り、チャンスとみて長考したのが図。後手△が私です。

 

 

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△4七銀成で飛車は成り込めますが、▲6八飛△5九飛成▲6五飛で次の攻めが案外とみました。

 

そこで△4九角▲6八飛△7三桂が実戦の手順。最後の桂跳ねは飛車の活用を押さえつつ攻めに利かした味の良い手。ただ手を渡すので不安もありました。

しかしこの桂が最後までよく利いてくれたので、好手順だったようです。

なお△4九角に▲4八飛は、△6七銀不成▲4九飛△7八銀成▲同玉△5八飛成と王手飛車をかけて勝勢です。

 

ここでリードを奪って、最後は美濃の懐の深さが生きて1手勝ちしました。

 

これで王座戦は一次予選決勝に進出。相手はまだ決まっていませんが、またしても年下、しかも一回り以上下の相手になります。

年内あと数戦、しっかり準備して臨んでいきます。

 

 

それではまた

明日対局

明日は第65期王座戦一次予選準決勝、八代五段戦です。

 

八代五段とは今期3戦目、先月に続いての対戦です。

これで年下と10連戦目になります。

 

今日中継室で話題に上ったのですが、今期は関東若手棋士の活躍が目立ちます。

今年度棋士成績・記録|成績・ランキング|日本将棋連盟

これだけ勝っている若手が多いと、予選を勝ち上がると若手と対戦する機会が増えるのも当然といえます。

年内あと数戦、年下との対戦が続く予定です。ここ最近負かされ気味なので、ここから逆襲といきたいものです。

 

本局はモバイル中継があります。

 

www.shogi.or.jp

 

ぜひそちらでご覧ください!

 

 

それではまた

田中(悠)五段戦

先手でゴキゲン中飛車に超速で対抗する格好に。

流行の形になり、前例を外れたところから非常に難しい将棋でした。

 

リードして迎えた図。先手▲が私です。後手が攻防に△2六角と打ってきたところ。

 

 

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ここで味良しとひょっこり▲2五桂と逃げたのがリードを失う悪手でした。

桂を逃げながら歩切れを解消して、通常なら良い手なのですが、例外の局面でした。

対局中や感想戦では気が付かず、将棋ソフトに検討させたら指摘されました。

つい指したくなる手を深い読みで排除する、ソフトの強みを感じました。

 

ここで互角に戻り、途中で誤って千日手を回避してしまい、最後は際どく足りず。

▲2五桂で差が詰まったことに気が付かず、自分が有利と思って千日手を回避してしまいました。この手はこの局面でのミスと同時に、後のミスにまでつながる、痛恨の一手でした。

 

課題が噴出する内容で、どう克服していくか、その道のりの遠さにくじけそうにもなりますが、一つずつこなして、少しずつ実力をつけていきたいです。

 

 

それではまた

佐々木(勇)五段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。この対局の前日に行われてモバイル中継もあった、王将リーグの▲羽生善治三冠-△糸谷哲郎八段戦と同じ形の将棋でした。

 

非常に難解な中盤戦。やや攻めすぎたようですが、難解なまま迎えた図。

後手△が私です。

 

 

 

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実戦は△5二金と指した手が敗着に。玉を固めつつ△6一飛の活用をみたのですが、緩手でした。以下は70手以上かかるもここでついた差は詰まらず。

ここでの最善はとても難しい順でしたが、それを指せないとノッている若手には勝てません。自分の今の実力では指すことの出来ない順で、それでもそういう順を指せるよう、勉強を重ねていくよりありません。

一方でそういう順が出ない将棋の作りにするという道もありますが、いまは険しい道を選んで、実力をつけてそういう順を指せるようになりたいです。その思いを強く持ちました。

 

また来週対局があるので、切り替えて一歩一歩です。

 

 

それではまた