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遠山雄亮のファニースペース

日本将棋連盟棋士。五段。日本将棋連盟モバイル編集長兼プロデューサー。2015年2月にhttp://chama258.seesaa.net/より引っ越しました。

日経新聞紙上で観戦記掲載中、伝統文化親子将棋教室など近況

日経新聞紙上で、12/12に行われた青嶋五段戦の観戦記が掲載されています。

残念ながら敗局ではありますが、自分の力は出せた納得のいく敗戦でした。

ぜひご覧ください。

 

年明けは4日に初仕事、5日が指し初め式でした。

そこからバタバタと慌ただしく、水曜日に大阪へ行き金曜日に帰京。

 

昨日の土曜日は、4月から月に1回開催している、文化庁委嘱事業である伝統文化親子将棋教室の最終回。33名のお子さん、保護者合わせると70名近い参加でした。

中央区将棋同好会支部の皆様の熱意あふれる運営のおかげで受講生に喜んでもらえたかと思います。

来期開催を望む声も多くあり、文化庁への申請が無事通ることを祈るばかりです。

なお新規受講生の募集も行いますので、ご興味ある方は上記支部HPをご参照ください。

 

今週はわりと緩やかなスケジュールですが、翌週以降は対局あり、プロデューサー関連でも色々あり、順位戦が終わる3月頭までは慌ただしい日々になりそうです。

 

年末年始の休みも順位戦の準備や年賀状に追われていましたし、今期順位戦が終わったらどこかにゆっくり旅行でも行きたいものです。

今日の夕方はTVで相撲を見つつぼんやり計画を立てていました。

 

 

それではまた

脇八段戦

先手で力戦模様の相居飛車戦に。前例の少ない展開で非常に難解でした。

迎えた図での一手で手応えを感じました。

先手▲が私です。

 

 

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ここで▲2五飛が好感触の一着。飛車交換は後手の一段玉が祟りますし、△2五同飛は▲同桂が銀取りで絶好です。

実戦は△8四飛▲6六角△7四飛▲7五飛でやはり飛車交換になり、陣形の差でリードを奪いました。

その差を生かして手番を握って攻め続けて、制勝しました。

 

駒組み段階で4九金の移動を保留して安易に3八金と上がらず(金開きにせず)、金を5九に寄せたのが結果的に生きました。もし3八金型だと△2九飛が△4九銀をみて厳しい打ち込みですが、この陣形なら△2九飛がなんでもありません。

 

2017年緒戦、いい内容でスタートをきれました。

金のポジション取りという、細かい気配りが勝因につながりました。

今年は「丁寧な指し手」が課題の1つです。この金の配置はそれが実践できました。

その目標を忘れずに、また次に向かっていきます。

 

 

それではまた

明日対局

明日は第75期名人戦・順位戦 C級2組8回戦、脇八段戦です。

 

2017年最初の対局になります。いい将棋を指していいスタートといきたいです。

目標と課題を胸に、全力で臨みます。

 

大阪での対局のため、これから来阪します。

 

 

順位戦日本将棋連盟バイルと名人戦棋譜速報で中継をしています。

日本将棋連盟モバイル順位戦は注目局のみ中継。
名人戦棋譜速報順位戦専用サイトで、全局中継しています。スマートフォンタブレットにも対応。
ぜひご活用ください。

 

 

それではまた

2016年

2016年も残りあとわずか。簡単に振り返ります。

 

対局面では2016年全体で勝ち越し。久しぶりのことで素直に嬉しいです。2016年は全局を居飛車で通した中で成績が残せており、勉強の成果が出てきつつあるのはいい傾向です。

例年、年明けの成績がいまいちなので、年末年始にのんびりしすぎず勢いを保ち、年度での勝率6割超えを目指します。

 

バイル編集長兼プロデューサーという面では、いままでにないほど外部の方と一緒に仕事をして、新しい接点も多く生まれました。

昨年末に

将棋連盟のIT、自分自身というくくりでは力は出せていると思いますが、世間から見ればその力は決して大きくはありません。より力を強くするためにも、もっといい形で外の力をお借りしていきたいです。来年はそこに重点を置いていきたいと考えています。

 と書いたことがまさに形になりました。

 

内外の素晴らしい方たちと一緒に仕事をすることが出来て、個人的には充実していました。

一方で外の力を借りることに将棋界全体が賛成ではないことも感じています。こればかりは結果を残さないと仕方がないことでもあります。

そういう意味でも、来年はWebやモバイルや動画といったものをより活用して、将棋をいい形でアピールしていく一年にしていかなくては、そういう思いを強く持っています。

 

2016年後半は将棋連盟が盤外で世間をお騒がせし、ファンやスポンサーに多大なる心配とご迷惑をおかけしました。一つ一つに誠実を尽くして信頼回復を図ると共に、ファンやスポンサーに喜んでいただくことを増やすのが、将棋連盟の出来る精一杯のことです。名局、名勝負を、いい形で皆さんにお届けして喜んでもらいたいです。私もそのために全力を尽くします。

 

2年前の年末にも書きましたが、将棋界を変える存在でいるためにも精進あるのみです。それを支えてくれる家族や応援いただいている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2017年も応援のほど、宜しくお願い致します。

 

 

それではまた

森九段戦

振り駒で先手になり、角交換振り飛車を迎え撃ちました。

 

早々に飛車交換になり、迎えた図。先手▲が私です。

急所の攻めがあります。

 

 

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右側は竜もいて完全に相手の勢力です。

そこで▲9五歩と攻めました。桂と歩2枚という端攻めにうってつけの駒があります。

△9五同歩には▲9三歩△同香▲9四歩△同香▲8六桂で技ありです。

 

実戦は△7四歩▲9四歩△9二歩と端を詰めることに成功。そのリードを丁寧な指し回しで最後まで維持して押し切りました。

 

2016年最後の将棋をいい内容で終えられて良かったです。またこの勝利で2016年を勝ち越しで終えることができました。小さな結果ですが、自信になります。

 

終局後は、森九段と隣で対局されていた大先輩と一緒に食事へ。貴重なお話をたくさん伺い、勉強になる時間でした。励ましの言葉もいただき、来年に向けての力になりそうです。

 

 

それではまた